近所の個人病院から大きな大学病院に転院し、内科で診てもらってましたが、原因不明。

その後、感染科に移され受診した際に主治医からの第⼀声が「動物に噛まれましたか?例えば犬に噛まれましたか?途上国へ入って動物を触りましたか?何か変な物を食べましたか?」とそれを聞いて1ヶ⽉前に犬に噛まれたことを話すとすぐさま、足の先から頭まで全身 M R I 検査と心エコーでようやく高熱の原因がわかりました。

噛まれた指の傷⼝から細菌に感染し、血液を通って心臓に菌床を作っていることがわかりました。

その細菌は心臓の弁にくっついて増殖し、塊となり弁を破壊し⼀⽅的に流れるはずの血液が逆流しいわば心不全の状態で、心臓が動くたびに 14〜16 ミリの菌巣はひらひらと揺れてその細菌が全身に巡り、心筋梗塞、脳にも⾶びいくつか脳梗塞も起こしていました。
前頭葉など人間の生命に関係する場所に⾶んでいなかったのが不思議なくらい奇跡的でした。
そして更にまたいくつかの奇跡が重なって私は今、何の後遺症もなく元気に生きています。

2016年12⽉24⽇
21⽇⼿術3⽇後、I C U からようやく出て看護師さんにサポート受けながら歩⾏の訓練をしているところ
なかなか歩けない⾃分の惨めな姿に誰にも会いたくなかったのを覚えています。

当時、上のお兄ちゃんは大学⼀年生、娘は高校2年生で、シングルマザーの私はまだ死ねない。
神様もまだあなたは死ぬ時ではないと生かしてくれたのだと思っています。

私は以前からスポーツ大好きでスキー、ゴルフ、その年の夏には富⼠山登頂にトライしたりと、とにかく元気でアクティブでした。
ですが、そのアクシデントがあった当時は公私共に超多忙でストレス M A X、寝る時間も少なく、カラダは冷えて低体温、⾵邪も引きやすく、毎日疲れ切っていました。

そうです、自分の免疫がゼロ。全くない状態でした。

通常、健康な状態であれば、自分の免疫細胞が働き、犬の細菌も防御しますが、その当時の私はどんな小さな細菌でさえ受け入れてしまうような貧弱なカラダになっていました。
実はこれは誰でもありうる事なんです。


2016年12⽉30⽇
24時間⽌まることなく強烈な抗⽣剤の点滴でカラダが悲鳴をあげて全⾝に薬疹が出ました。 しかし、唯⼀、顔だけは何も出なかったのが奇跡。
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